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オン・ナーシング10号を拝読しました

【繋いで紡ぐ活動の輪】オン・ナーシング10号を拝読しました。響く内容ばかりで、毎回学びになります。今回は特に川嶋みどり先生が言われている患者の尊厳を守る立場から今一度、・・・ ☜(広島のメッセンジャーナース)


 今回は特に川嶋みどり先生が言われている(P14最後から6行目)患者の尊厳を守る立場から今一度、この「承諾を前提にした説明」に関して考えてみたい。という一文に賛成です。


 私は2年前、子宮鏡下摘出術の為、2泊3日入院しました。入院1日目、外来の診察に行き、医師から手術のリスク説明がありました。すると、段々と目の前が少しずつ白くなっていくのを感じながら診察室を出ました。


 その様子を感じ取ってくださった看護師さんが「大丈夫ですか?」と声をかけてくださり、エレベーター前まで付き添ってくれました。しかし、私は普段の自分ではないにも関わらず「大丈夫です」と返答していたのです。エレベーターが開いて病棟に着いた時には、視野は本当に限られており、うっすら見える程度でした。感覚を頼りに、壁のてすりをつたいながら、何回か壁にぶつかりながら、ふらふらしながら病室のベッドに倒れ込んだにことを思い出しました。今思い返すと、看護師の経験上、リスクの内容を具体的に分かっているから、『よりリアル』な最悪な状況を想像し怖くなったのだと思います。きっと、梨木さんのような気持ちになられている患者さんは沢山いるはずです。


 また、村松先生の対談内容のハルンバックのお話ですが、こんなにも患者の思いが伝わらないのですね。ご本人の気持ちを考えると本当に本当にお辛かっただろうな・・・と心を痛めました。村松先生に繋がっていて本当に良かったと思いました。「介護予防看護特化チーム」、ますます関心があります。


 そして、田口さんの「他者との思いに出会った時、自分事としてしっかりと対峙してきたつもりでしたが、無意識にでも他人事とした対応をしていなかったか?」という文言が私の心に刺さり、行動を振り返る気付きをいただきました。


 また次号を楽しみにしております。

 

鈴木和美

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